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第16回:男性不妊の検査・治療(2015年1月16日放送の内容)

河村由美さん
さて先週は「男性側の原因」についてお伺いしましたが、今週は「男性不妊の検査・治療」について詳しくお聞きしていこうと思います。男性側の検査ってどのようなものですか?

俵史子院長
まずは、精液検査。受診されたほとんどの方が受ける一般的な検査です。「精液の量」「濃度」「運動率」「形」「感染の有無」などを調べます。

河村由美さん
精液検査は実際、どのように行われるのですか?

俵史子院長
不妊クリニックや泌尿器科で検査を受けることができます。専門のところでは、プライバシーに配慮したお部屋が施設内に準備されていますが、採取し数時間以内に提出ができれば、自宅でも問題ありません。指定された容器に全量を採取します。男性の精液の状態は変動があるため、悪い結果が出た場合でも再検査では問題ないと判断されることもあります。

河村由美さん
精液検査以外の男性側の検査はありますか?

俵史子院長
精液検査で異常を認めた場合には、専門医による診察があります。問診の他、触診や超音波で精巣サイズの測定や、男性不妊症の原因として頻度の高い精索静脈瘤の有無などを調べます。その他、血液検査で男性ホルモン量を調べたり、精子数が極端に少ない場合や無精子症の場合には、染色体検査や遺伝子検査をおすすめすることもあります。

河村由美さん
精索静脈瘤がみつかった場合は?

俵史子院長
精索静脈瘤が不妊の原因と考えられる場合に、手術療法が行なわれます。術後、精液所見の改善と妊娠率の向上が期待できます。

河村由美さん
それでも精子が増えなかった場合は?

俵史子院長
様々な方法を試みても精液中から精子を採取することができない場合には、手術的に精子を採取するmicro TESEという治療があります。無事に精子を採取できた場合は、一旦精子凍結を行い、のちに顕微授精を行います。

河村由美さん
男性の診察は、どこで受けられますか?俵先生のクリニックで診察可能ですか?

俵史子院長
当院では、毎週水曜日と第2土曜日の午後に男性不妊外来(*放送日現在)を行っています。専門医の資格を持つ男性医師が担当していますので、お気軽に受診してください。

不妊治療 俵IVFクリニック

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