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生殖周産期外来

生殖周産期外来について

生殖周産期外来の診療内容

不妊治療後妊娠と周産期合併症

妊娠初期の心理状態

生殖周産期外来診療日

生殖周産期外来を"卒業"された方の声

不妊治療から出産までの質問にお答えしています

生殖周産期外来について 生殖周産期センター センター長:村林奈緒

生殖周産期外来について

不妊治療を専門に扱う当院では、平成19年の開院以来、妊娠率の向上はもとより、お母さんの健康や元気なお子さんの誕生、その後の健やかな成長を見据えた、安全な不妊治療を提供することに力を注いでまいりました。この方針のもと分娩を扱う医療機関に協力を依頼し、当院での生殖補助医療を経て妊娠された方の妊娠・分娩の予後調査を行い、不妊治療の経過や背景因子と、妊娠中の異常や児の状態との関連に焦点を当てた観察も行っております。 そして、これまでの集積データから明らかとなったことは、妊娠前からの生活習慣の見直しや体質の改善と、リスク因子を意識した妊娠初期からの管理が、その後の妊娠経過や分娩における異常発生のリスク低減にとって非常に大切ということです。 このような経緯から、当院では妊娠初期の管理を専門に行う生殖周産期外来を開設しております。生殖周産期外来では、当院で妊娠が成立された方が安心して妊娠初期を過ごせるようサポートしていきます。

俵史子先生の生殖周産期講座 -妊活中から始める母体管理-

生殖周産期外来の診療内容

生殖周産期外来の対象となる方

当院での不妊治療により妊娠が成立し、胎児心拍確認後〜妊娠12週ごろまでの方

診療の流れ

生殖周産期外来のイメージ
妊娠8〜9週 妊娠届出書発行、たまごのおと配布
妊娠9〜10週 妊娠初期検査
妊娠11週頃 妊娠初期検査結果説明、分娩施設相談
妊娠12週頃 卒業

※たまごのおと:当院で独自に作成した妊娠中の過ごし方に役立つ情報が記載された冊子です。

●診療期間中は、毎回超音波で胎児の発育や形態の観察を行い、状態をお伝えします。また、妊娠初期特有の不安に寄り添う診療、助産師による個別の保健指導も行います。

当院で採用した、最新エコー(経腟超音波装置)の特長

GEヘルスケア・ジャパン株式会社製VolusonE10

当クリニックでは、GEヘルスケア・ジャパン株式会社製、Voluson E・Sシリーズを採用しています。Voluson E10は、超音波画像診断装置「Voluson」シリーズの最上位機種で、革新的な画像が得られ、表面構造だけでなく微細な内部構造までをクリアに描出できる機能が搭載されています。

・3D(三次元表示)による診断が可能

・「HDlive」技術をさらに進化させた「シルエットモード」を搭載

・先進の画質で妊娠初期を診断

* 当院では妊娠初期検査(妊娠9〜10週)の際に3Dカラー写真を撮影し、記念にお渡ししています。

不妊治療後妊娠と周産期合併症

不妊治療、特にART治療後の妊娠は妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、早産、前置胎盤などの頻度が高いという報告*1がありますが、はっきりとした原因は分かっていません。そして、不妊治療そのものではなく、それぞれの方の背景が原因となっている可能性を指摘する報告もあります*2。即ち、高齢妊娠では妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を合併する割合が高くなりますが、当院を含め、我が国の不妊治療患者さんは高齢の方の割合が高いです。これが、不妊治療後妊娠で妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病の合併率が高い理由の一つと考えられます。また、既往歴や合併症も周産期合併症のリスク因子となり、初期の子宮頸がんの治療である円錐切除術を受けた方は早産の、子宮腺筋症の方は前置胎盤のリスクが増加します。 このため、ご自身の合併症、既往歴を含む背景因子をしっかり認識して妊娠生活を送ることが大切です。生殖周産期外来では、それぞれの方の背景因子に合わせた保健指導を通して、妊娠合併症の発症を可能な限り抑制することを目指します。また、適切な分娩施設の選択についても相談させていただきます。

*1 Fertil Steril. 2016 Jan;105(1):73-85.e1-6.
*2 Fertil Steril. 2012 Oct;98(4):922-928.

妊娠初期の心理状態

不妊治療を経てようやく妊娠に至り大きな喜びを感じるとともに、今後に対する不安を感じられる方も少なくないと思います。当院通院中の方の調査で、不妊治療中の方と妊娠初期の方の不安と抑うつを点数化すると、不妊治療中より、むしろ妊娠初期の方が不安点数が高いという結果でした*3。妊娠中期以降の方を対象とした報告では、不妊治療中より妊娠中の方が抑うつや不安は減少していた*4ことから、特に妊娠初期に不安が高まることが示されたものと考えます。妊娠初期はホルモンの大きな変化が起こる時期で体調が不安定になりやすいこと、胎動など赤ちゃんの元気さを日々実感するということがまだできないことなどが原因として考えられます。妊娠中の不安は早産や低出生体重児の可能性を高めると報告されています*5。 生殖周産期外来では、それぞれの方の心理状態を質問紙なども用いて把握し、不安に寄り添い健やかな妊娠生活が送れるよう支援を行います。

*3 日本周産期メンタルヘルス学会会誌 4(1):61-66, 2018
*4 Hum Reprod 16(5): 966-969, 2001
*5 J Affect Disord. 2014 Apr;159:103-10

生殖周産期外来診療日

担当医師 村林 奈緒医師
所属:浜松医科大学 生殖周産期医学講座特任准教授
診療日 月・木・金 14:30〜17:00(予約制) ※ 診療日以外の予約を希望される方はご相談ください

※日時に変更がある場合があります。ご予約の際にご確認をお願いします。

生殖周産期外来を"卒業"された方の声

  • 流産を繰り返していたので、毎週エコーで赤ちゃんの成長を確認できて安心できた
  • 妊娠8週くらいで赤ちゃんの手足が動いているのが見えて感動した。先生が、毎週丁寧にエコーで赤ちゃんのことを説明してくれた
  • 初めての赤ちゃんで不安が多かったが、1週間毎の診察はわからないことや不安なことなどを聴くことができて気持ちが前向きになれた
  • 1人目の時は体重が16kgも増えてしまい妊娠高血圧症になってしまった。周産期外来では、体重コントロールの必要性や、栄養・日常指導があり、妊娠初期から気をつけることが大切だと感じた
  • つわりで動くのも大変だったので、周産期外来に毎週通っていなかったら、自宅にひきこもっていたかもしれない。静かな環境で点滴治療が受けられ、話も聞いてもらえたので良かった

不妊治療から出産までの質問にお答えしています

ジネコさんに寄せられた質問に村林奈緒先生が答えています

不妊治療・婦人科 俵IVFクリニック

〒422-8066 静岡県静岡市駿河区泉町2-20

Tel. 054-288-2882 [ 地図はこちら ]

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