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第15回:男性不妊:男性側の原因(2015年1月9日放送の内容)

河村由美さん
さて今週は「男性不妊」について詳しくお聞きしていこうと思います。不妊は必ずしも女性ばかりが原因ではないのですよね。

俵史子院長
妊娠が成立するためには、子宮の中で卵子と精子が出会い、受精して着床するまで多くの条件が揃う必要があります。不妊症の原因のうち、男性のみに原因があるのは約30%。男女両方に原因があるのは約40%といわれています。つまり、不妊原因の約半数は男性因子ということになります。

河村由美さん
男性側で不妊症になりやすい方は?

俵史子院長
まず、子供の頃の病気に注意する必要があります。ヘルニアの手術や、停留睾丸の手術を受けている場合、おたふく風邪で高熱が続いたり、睾丸炎を起こした既往がある場合には、精子が通る管が詰まっていたり精子をつくる力が低下している場合があります。また、成人してからの糖尿病は勃起障害や射精障害といった性機能障害を起こし、病気が進行すると精子をつくる力そのものが低下します。心当たりがある方は、念のため早めに泌尿器科あるいは産婦人科で精液検査を受けることをおすすめします。

河村由美さん
男性側の原因について具体的な内容を教えてください。

俵史子院長
男性の不妊症の原因は、大きく性機能障害と精液中の精子数や運動率が悪くなる造精機能障害に分けられます。性機能障害には、ストレスなどにより有効な勃起が起こらず性行為がうまくいかない「勃起障害」や、性行為はできても腟内射精が困難な「腟内射精障害」があります。造精機能障害は原因が見つかる場合もありますので、不安がある方は泌尿器科での通院をおすすめします。

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