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第14回:年齢と妊娠(2015年1月2日放送の内容)

河村由美さん
さて今週は「年齢と妊娠」について詳しくお聞きしていこうと思います。女性の年齢は妊娠に影響しますか?

俵史子院長
女性は年齢と共に妊娠する力は少しずつ低下し、35歳くらいから急激に低下します。45歳を過ぎると、不妊治療を行っても妊娠する可能性はほとんどなくなってしまうんです。また妊娠の成立だけではなく、その後の妊娠経過や出産にも年齢は影響しますので、より安全で元気な赤ちゃんを産むために、より早い時期に妊娠にトライしていただきたいと思います。

河村由美さん
年齢をかさねれば、その分妊娠の確率も低くなるのはなぜですか?

俵史子院長
卵子は、母親のおなかの中にいるときに卵巣で作られます。その後生まれてから新しく作られることはないため、女性の年齢が上がるにつれて卵巣にある卵子数の減少と卵子の老化が共に認められるようになります。卵子の数と質の両面からみて、妊娠のしやすさは若い方ほど高いと言えるのです。

河村由美さん
男性も年齢の影響はありますか?

俵史子院長
女性と異なり、成人男性の精巣では生涯を通じて精子がつくられますので、女性ほど年齢の影響は受けません。ただ、僅かながら機能は低下し、精巣の大きさも徐々に小さくなり、男性ホルモンをつくる力も緩やかに低下しますから、年齢の影響が全くないわけではありません。

河村由美さん
妊娠に不安がある方にアドバイスはありますか?

俵史子院長
妊娠を強く望むのであれば、できるだけ早い時期に妊娠・出産することが望ましいため、30歳半ばで半年以上妊娠できない方は一度早めに婦人科や不妊専門施設を受診し、まずは検査を受けられることをおすすめします。最近は、卵巣にどれぐらいの数の卵子が残っているか推測するためのアンチミューラリアンホルモンという検査があります。実際の年齢と、いわゆる卵巣年齢とは差があることも多いため、現時点での卵巣の状態を知るための検査です。多くの不妊専門施設では血液検査で調べることができますので一度ご相談されるのもいいと思います。

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