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第3回:通院前に自分達でできること(2014年10月17日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週は「通院前に自分達でできること」についてお話を伺っていきたいと思います。いざクリニックに相談する前に自身で何か準備ができることはありますか?

俵史子院長
基礎体温表をつけることをおすすめします。

河村由美さん
なぜ基礎体温を測ることが重要になってくるのでしょうか?

俵史子院長
基礎体温にはホルモンの状態や、排卵があるかを確認できるたくさんの情報が含まれています。月経初日から次の月経開始前日までを1周期と考えます。1周期の間に、前半の低温期と後半の高温期の二層にきれいに分かれていれば、少なくとも排卵が起きていることを確認することができます。

河村由美さん
月1回、生理が正確に来ていても、排卵がないということがあるのですか?

俵史子院長
そうなのです。月経がきちんときていても、実際に基礎体温を測ってみると、排卵をしていない無排卵症である場合があります。このような方には、排卵を起こす治療が必要になりますね。他にも高温期の持続日数などから、黄体機能不全というホルモン異常を見つけることもできます。

河村由美さん
基礎体温の記録はどれ位の期間のデータが必要でしょうか?

俵史子院長
排卵をご自身で確認するなら、最低1周期あればいいでしょう。ただ、妊娠を希望される方は毎日の習慣として測定を行い、グラフを作成していただきたいですね。専門医であれば、細かい検査を行わなくても基礎体温表をパッと見るだけでホルモンの状態が分かり不妊の原因のいくつかを推測できますので、通院の際もスムーズに進んでいくと思います。

河村由美さん
そのほか、自分でできる必要な準備は何かありますか?

俵史子院長
まずは、妊娠するための健康な身体づくりをしてください。適切な体重管理、食生活の見直し、運動不足の解消、ストレスの除去など、あげるときりがありませんが、少なくとも子宮筋腫や内膜症など何か妊娠の妨げになるような持病を抱えていたら、早急に治療を始めてください。また近年、風疹やはしかの流行が起きています。ワクチンは妊娠してからは打てませんし、接種後は2カ月間の避妊が必要となります。不妊治療に入る前に、抗体検査やワクチン接種を受けておくといいですね。健やかな身体をつくることが、妊娠への近道といえると思います。

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