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第13回:高齢出産(2013年7月27日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週は「高齢出産」についてお話を伺っていきたいと思います。

晩婚化に伴い、女性が妊娠・出産する年齢もあがっています。いわいる「高齢出産」といわれるのは何歳ぐらいを指すのでしょうか。

俵史子院長
女性が35歳以上で出産する場合を高齢出産といいます。35歳という年齢に特別な意味があるのではありませんが、そのころから妊娠・出産に関しての母体リスクや、生まれてくる子の染色体異常などのリスクが徐々に高まります。

河村由美さん
年齢をかさねれば、その分妊娠の確率も低くなるということをいわれますが、その主たる理由としてどんなことがあげられますか?

俵史子院長
女性の卵子の数は年齢と共に徐々に減っていきますが、30歳の後半からは急激に減少します。卵子は胎児期にはすでに存在し、出生後に新しく作られることはないので、排卵される卵子はそれだけ年数を経た古い卵子ということになります。古い卵子ほど染色体の異常が起きやすく、着床するまでに多くのものが淘汰されてしまうので、結果妊娠に至らないということになります。

参考)不妊の頻度
25〜29歳では9%
30〜34歳では15%
35〜39歳22%
40〜44歳では29%
30歳から不妊症が増加し、自然に妊娠する確率は減少。

河村由美さん
一定の年齢で妊娠の不安がある方にアドバイスはありますか?

俵史子院長
女性が30歳を超えると自然に妊娠する可能性は少しずつ低くなり、35歳ぐらいから急激な低下となります。自然妊娠を強く望むのであれば、できるだけ35歳ぐらいまでには妊娠・出産することが望ましいです。30歳半ばで、半年以上避妊せず性生活を送られているにもかかわらず妊娠できない方は、婦人科や不妊専門施設で検査を受けることをおすすめします。

河村由美さん
特に年齢を重ねている場合、不安を感じたら「一度診てもらう」、「早めに相談する」ことが重要ということですね。

来週は、「検査の流れについて」お届けしたいと思います。

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