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第9回:妊娠したい人のための生活習慣2(2013年6月29日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週も先週に続き「妊娠したい人のための生活習慣」についてお話を伺っていきたいと思います。

先週の放送では生活習慣の重要性を紹介しました。体重が不妊に及ぼす影響をお話されていましたが、適正な体重の基準はありますか?

俵史子院長
痩せている方も肥満の方も排卵障害が起きやすく、妊娠率も低下するとされています。標準体重測定方法としてBMI(体重÷身長×身長)があります。

数値が、
18.5以下 → 痩せ
18.5〜25 → 標準
25以上 → 過体重
30以上 → 肥満

肥満で排卵障害がある方は、4〜8週の期間に、5〜10%の減量を行うだけで排卵が再開し、内分泌、代謝の改善がみられることが報告されています。

河村由美さん
冷え性も良くないということですが、その影響について具体的に教えていただけますか?

俵史子院長
足先を冷やすと、子宮や卵巣に向かう血液の流れが悪くなるというデータがあります。まずは手足をしっかり温めることで、骨盤の血流を増加させましょう。ほかにも適度な運動やビタミン類をしっかり摂ること、漢方薬や鍼灸なども冷えに対して効果がみられることがありますので、自分に合った冷え性改善方法を見つけてみてください。

河村由美さん
先週もお伝えしましたが、俵先生の場合、禁煙してからでないと治療をスタートしないそうですね。喫煙が不妊に及ぼす影響を示すデータはありますか?

俵史子院長
男性の場合、喫煙によって精子をつくる造精機能が低下し、精子数が減少、奇形率も高くなるという報告があります。女性では卵子の老化が早まり、女性ホルモンの分泌が抑えられるといわれています。実際、不妊治療での妊娠率を比較すると、喫煙しているカップルは、喫煙していないカップルの半分の妊娠率しか得られないという驚きのデータもあるんです。

来週は、不妊治療にかかる費用・助成金についてお届けします。

不妊治療 俵IVFクリニック

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