ホーム > 先進医療

先進医療

先進医療とは

当院で実施可能な先進医療

先進医療とは

厚生労働省によって未だ保険診療として認められていない先進的な医療技術等について安全性・有効性等を確保するための施設基準等を設定し、保険診療と保険外診療との併用を認め、将来的な保険導入に向けた評価を行う制度です。(厚生労働省HPより一部抜粋)

保険診療と自費診療を組み合わせる混合診療は原則禁止となり、すべての診療が全額自己負担となります。
ただし、保険適用外でも先進的な医療技術として認定された「先進医療」については保険診療と併用し自費診療が可能となり、先進医療部分が全額自己負担になります。

当院で実施可能な先進医療

※令和5年10月6日時点
承認状況は随時更新いたします。

先進医療の有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準が設定されており、該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用が可能となります。

タイムラプスインキュベーター
(タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養)
¥20,000~44,000
タイムラプスインキュベーター
タイムラプスインキュベーターとは

培養器に内臓されたカメラによって胚培養中の胚を一定間隔で自動撮影し、培養器から取り出すことなく、正確な胚の評価が可能となる技術です。タイムラプスインキュベーターを用いた培養においては通常のインキュベータに比べ、胚の成長や妊娠率向上が認められると報告されています。
※先進医療のため全額自己負担となります。
※自費でIVFを受けられる方は体外受精管理料にタイムラプスインキュベーター(受精・初期分割確認)代が含まれています。
≫当院で採用している最新医療機器

タイムラプスのメリット
  • 胚を培養器から取り出さなくても観察可能なため、安定した培養環境下で胚観察、胚培養ができます。
  • 経時的な胚観察が可能なため、正確な受精の判定及び異常分割の有無が分かり、より良好な胚を選定することが可能です。
  • 胚の発育過程を詳細に確認することができ、得られた情報から優先順位をつけ、移植・凍結に適した胚の選択が可能です。
  • 胚の成長や妊娠率向上に寄与すると報告されています。

IMSI
(強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別)
¥20,000~22,000
IMSI 精子異常構造
IMSIとは

従来の顕微授精では、顕微鏡下(400倍)にて運動性の高い精子、形態的に良好と思われる精子を総評し選んだ精子を卵子へ注入する手法が主流です。良好と評価した精子でも、強拡大(1000倍以上)顕微鏡を用いて観察すると精子頭部に微細な空胞が認められることがあり、このような頭部内の構造異常は、着床不成功や流産の原因のひとつとして指摘されています。IMSIでは顕微授精を施行する際、強拡大顕微鏡で精子を観察し、精子頭部の空胞等の異常構造を有さない形態良好精子を優先的に選択し、その精子を用いて顕微授精を行います。

施行基準

過去の顕微授精で受精卵、及び移植胚が得られなかった方。移植において妊娠不成功だった方。顕微授精対象の方で精子形態検査(クルーガー検査)における正常形態率が3%未満の場合。
※先進医療のため全額自己負担となります。

PICSI
(生理学的精子選択術)
¥20,000~22,000
PICSI 生理学的精子選択術
PICSIとは

未熟精子はレセプターを持っておらずヒアルロン酸と結合できません。自然の受精の過程では、成熟精子のみがヒアルロン酸を含む透明帯に結合し卵子の中へ侵入 していきます。さらにヒアルロン酸に結合した精子はDNA 損傷率が低いことが示されています(Mongkolchaipak et al. 2013 J Androl.)。PICSIではヒアルロン酸に結合できる精子を選別しICSIを行うため、より自然に近い形でDNA損傷の低い成熟した精子を選別することができます。

施行基準

ICSI適応者でこれまで反復して着床または妊娠に至っていない方。
※先進医療のため全額自己負担となります。

SEET法(子宮内膜刺激術) ¥33,000
SEET法
SEET法とは

通常、卵子と精子は卵管内で受精後、胚盤胞へと成長しながら子宮内へ移動し着床します。受精卵は子宮へ移動する間、母体へ信号を送っているといわれており、子宮はこの信号を受け取り着床する準備を始めると考えられています。SEET法は胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、胚の着床に適した環境を作り出す技術です。反復着床不全の方における胚盤胞移植時にSEET方を行うことで、妊娠率の向上が期待できます。

施行基準

良好胚盤胞移植で妊娠に至らなかった方が対象となります。
※先進医療のため全額自己負担となります。

二段階胚移植 ¥92,400
二段階胚移植
二段階胚移植とは

通常、卵子と精子は卵管内で受精後、胚盤胞へと成長しながら子宮内へ移動し着床します。受精卵は子宮へ移動する間、母体へ信号を送っているといわれており、子宮はこの信号を受け取り着床する準備を始めると考えられています。二段階胚移植は初期胚移植の後に胚盤胞を移植します。初期胚移植を行い、子宮に着床する準備を促した後に胚盤胞移植を行うことで着床条件を良くし、胚盤胞の着床率を上げる方法です。

施行基準

従来の移植方法では反復して着床・妊娠に至らなかった方が対象となります。過去にSEET法(子宮内膜刺激術)を実施された方に限ります。
※先進医療のため全額自己負担となります。

子宮内膜受容能検査(ERA) ¥121,000~154,000
ERA 子宮内膜需要能検査
ERAとは

採取した子宮内膜から遺伝子を解析し、内膜組織が着床に適した状態であるのかを評価する検査です。子宮内膜への適切な着床時期を特定することができます。
≫着床不全の検査

施行基準

反復して着床又は妊娠に至らなかった方が対象となります。
※先進医療のため全額自己負担となります。

子宮内フローラ検査(Varinos)
EMMA/ALICE
子宮内フローラ検査¥49500
EMMA/ALICE ¥77000
子宮内細菌叢検査 EMMA ALICE 子宮内フローラ検査
子宮内フローラ検査・EMMA/ALICEとは

子宮内の細菌叢が、正常であるのか、異常であるのか、またその菌の種類の組成を判断する検査です。
≫着床不全の検査

施行基準

反復して着床又は妊娠に至らなかった方が対象となります。
※先進医療のため全額自己負担となります。

トリオ検査

ERA/EMMA/ALICE(トリオ検査)¥143000〜187000 
子宮内受容能検査と子宮内細菌叢の検査の両方を行うことも可能です。

不妊治療 俵IVFクリニック

〒422-8066 静岡県静岡市駿河区泉町2-20

Tel. 054-288-2882 [ 地図はこちら ]

© Tawara IVF Clinic