ホーム > メディア掲載・出演 > たまごサプリ+(プラス) 第23回

第23回:不妊治療について(2015年3月6日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週はあらためて「不妊治療」についてお話を伺っていこうと思います。不妊治療にはどのようなものがあるか教えてください。

俵史子院長
大きく分けて、一般不妊治療と生殖補助医療の二つに分けられます。一般不妊治療にはタイミング法、人工授精が、生殖補助医療には体外受精―胚移植、顕微授精、凍結胚移植などが含まれます。不妊治療には、保険適用のものから自費のものまであります。生殖補助医療、人工授精には保険適応がありませんが、各自治体によるさまざまな助成金制度があるため、ぜひ活用していただきたいと思います。

河村由美さん
人工授精とはどのような方法ですか?

俵史子院長
人工授精(AIH)は、受精に必要な精子を届けるため子宮内に十分な精子を注入する治療法です。男性側の原因で妊娠に至らない場合、例えば精子数が少ない、運動率が低い、性交がうまく取れない方に行われます。また精子に対する抗体を持っている方や、フーナーテストの結果が悪い方にも行われます。しかし、集められた運動精子数が約500万以上なければ人工授精を行なっても妊娠は望めないことが多く、さらに高度な治療が必要となります。

河村由美さん
人工授精はどのタイミングで行うのですか?

俵史子院長
人工授精を行う日は、排卵日にできるだけ一致させることが重要です。基礎体温、超音波による卵胞の大きさ計測、尿や血液でのホルモン測定などを参考に排卵日を推定し実施します。AIHの施行回数は5〜6回程度で累積妊娠率が頭打ちとなりますので、妊娠に至らない場合は体外受精などをお考えいただく必要があると思います。

不妊治療 俵IVFクリニック

〒422-8066 静岡県静岡市駿河区泉町2-20

Tel. 054-288-2882 [ 地図はこちら ]

© Tawara IVF Clinic