◎河村由美さん
みなさんこんにちは、河村由美です。本日からリスタートしました「たまごサプリ+」。このプログラムでは"不妊で悩む人"、"将来妊娠を望む人"、そんな方たちに"妊娠の正しい基礎知識"をお届けしていきます。そして番組では毎回、静岡市駿河区の不妊専門クリニック「俵IVFクリニック」俵史子院長をゲストに迎えて専門家の立場からアドバイスをいただきます。俵先生、どうぞよろしくお願いいたします。まずは俵先生のプロフィールについて、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。はじめに、ご出身はどちらですか？子供時代は？

◎俵史子院長
生まれは横浜で、育ちは四国の徳島です。

◎河村由美さん
徳島県の出身ということですが、静岡県で開業したきっかけは？

◎俵史子院長
浜松医科大学医学部を卒業し、産婦人科医として県内の複数の総合病院で勤務しましたので、この地域に専門的に不妊治療を受けられる施設が不足していることを肌で感じていました。最先端の医療を提供できる医師となるため、まずは愛知県にあった不妊専門病院で約4年間、多くの患者さんと関わりながら経験を積み、その後静岡に戻り開業しました。

◎河村由美さん
産婦人科、その中でも不妊という分野を志したのは？

◎俵史子院長
不妊治療は医師だけではなく、卵を扱う胚培養士、メンタルサポートを担当するカウンセラーや看護師など、プロ集団によるチーム医療であるべきと考えています。体育会系の私としては、チームワーク力を必要とされる医療に大変やりがいを感じています。また、不妊治療は施設によって妊娠率や患者さんへのサポート体制が大きく異なります。常に満足いただける治療を提供するための日々の緊張感も、私にとってはいいストレスとなっているようです。