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第20回:症状から見る不妊原因 生理痛(2015年2月13日放送の内容)

河村由美さん
さて今週も引き続き「症状から見る不妊原因」について伺っていこうと思います。生理痛で悩んでいる女性は多いと思いますが…。

俵史子院長
多少の生理痛は、正常範囲と考えていいです。ただ、痛み止めの薬が効かないほどだったり、寝込んでしまうなど、生活に支障をきたす生理痛は月経困難症といい、何か病気が隠れている可能性を考えなくてはいけません。約2000人の働く女性を対象にした調査によれば,会社を休むほど生理痛のひどい女性は約3%。痛み止めを必要とする女性26%を併せると,4人に1人の女性が強い生理痛を訴えているといわれています。

河村由美さん
月経困難症には、どのようなものがありますか?

俵史子院長
機能性といって、はっきりした原因はなく若いうちに起こりやすいタイプのものと、器質性といって、生理痛の原因となる何らかの病気をもっている場合とがあります。機能性は年齢と共に痛みが軽くなることが多く、器質性の場合は年齢が高くなるにつれて逆に痛みが強くなることが多いです。

河村由美さん
月経困難症がある人は、不妊症になりやすいですか?

俵史子院長
子宮内膜症という病気を持っていると、生理痛が起こりやすくなります。子宮内膜症の方の約半数が不妊症という報告もあります。

河村由美さん
内膜症が見つかった場合、気を付けることはありますか?

俵史子院長
激しい生理痛というのが、子宮内膜症の1つのサインなのです。痛みがあっても我慢してしまい、気が付けば子宮内膜症が悪化していることも少なくありません。軽い内膜症は不妊の原因になりませんが、進行した内膜症は不妊原因となってしまいます。妊娠を希望する方は、生理痛を軽く考えず、ぜひ早めに婦人科または、不妊治療施設を受診してみてください。

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