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第7回:妊娠したい人のための生活習慣 喫煙について(2014年11月14日放送の内容)

河村由美さん
さて先週から「妊娠したい人のための生活習慣」についてお話を伺っていますが、今日は喫煙について詳しくお聞きしていこうと思います。妊娠を希望しているんだけど、喫煙や飲酒が止められない…。という人もいるかと思いますが。

俵史子院長
改めて説明するまでもないかもしれませんが、喫煙はご本人の身体への影響だけでなく、不妊の原因となり、また妊娠中は胎児に悪影響を及ぼすことが分かっています。飲酒については意見が分かれるところですが、男女問わず飲み過ぎは不妊の原因となります。適量であれば影響は少ないといわれています。

河村由美さん
喫煙が不妊に及ぼす影響を示すデータはありますか?

俵史子院長
男性の場合、喫煙によって精子を作る機能が低下し、精子数の減少や奇形率の上昇がおきます。女性では卵子の質が低下し、女性ホルモンの分泌が抑えられるといわれています。実際の不妊治療での妊娠率を比較すると、喫煙しているカップルでは、喫煙していないカップルの半分の妊娠率しか得られないという驚きのデータもあるのです。

河村由美さん
女性が吸わない場合でも、喫煙の影響はありますか?

俵史子院長
妻がタバコを吸っていなくても、周囲の人が吸っていれば妊娠率が低下するというデータがあります。副流煙の影響で、出産に至る可能性を約25%下げてしまうという報告もあります。タバコにはニコチンという有害物質が含まれており、それが卵子や精子、胚などの細胞そのものにダメージを与えてしまうのです。赤ちゃんを望まれているのなら、1日でも早く禁煙すべきです。

河村由美さん
禁煙はつらいと聞きますが・・・。

俵史子院長
禁煙はとてもつらいと思いますが、禁煙外来を受診したり、パートナーにアシストしてもらうなど、周りのサポートを受けながら頑張ればきっとできるはずです。喫煙は不妊要因の一つ。取り除けば妊娠に一歩近づけます。ご夫婦でぜひ協力して頑張っていただきたいです。

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